Raining

|・)絵は書いてんですが
|・)PSDのままなんで、ちょっとUPできない私
|・)さて
|・)mixiにてCoccoのrainingの歌詞元ネタらしきエピソードを
|・)見ました
|・)全部転載


15の夏、私は髪を剃り落とした。
目に映るもの全てが怖かった私は
崩れそうな自分に気合いを入れた。
セーラー服に眩しいほどの丸刈り姿を
学校中の人間が窓ガラス越しに見てた。
一度気合いの入れ方を覚えると歯止めがきかず
私は手当たり次第のものを切り刻み始めた。
髪の次は両腕を刻んだ。
カッターで切った傷口から血が流れ
止まり、化膿して、そして傷口が閉じると
全ての罪が浄化され、強くなっていく気がしてた。
でも、体のどこにも真面な皮膚を探せなくなった頃
私は初めて〈髪〉が恋しくて泣いた。
背中で揺れてたママ似の赤毛が恋しかった。
風になびく三つ編みが恋しくなった。
泣いても泣いても、
私の頭には、つまめる程の髪もなかった。
私は冷たい頭を、傷だらけの腕で抱いて泣いた。
夏の朝、目覚めると
ママはチャイコフスキーをかけながら
「早く学校へ行きなさい」と言った。
たっぷりと流れる赤毛を束ねながら
ママはゴキゲンだった。
私は靴をはきながら
ママを憎んだ。
15の夏、空は吐き気がする程晴れていた。


|・)ま、、
|・)病んでますね
|・)そういえば昔どこかで
|・)あるアートがわからないなら、それをずっと見たり聞いたりしてればいい
|・)するとある日飽きる
|・)でも飽きないものもある、それが本当に良いものだ
|・)という理論を見たことがあります
|・)私はアート、、いいかえれば芸術なんかはわかりませんが
|・)見飽きない絵や聞き飽きない曲があるのはわかります
|・)つまるところ私にとってはそれが本当によいものなんでしょう